Firefox 3へ移行を進めようと思った俺の動機

  • FirefoxSleipnirの使い勝手にするためにアドインを追加していこう

 ↓

  • マンドクセ、それになんかアドイン追加するたび動作遅くなってこねぇ?

 ↓

  • じゃあ最初っからSleipnir使えば良くね?

 ↓

  • そうだよねw。


と考えていたわけだが、FirefoxSleipnirのTipsのページを見ていくと、実際にはSleipnirの全機能を何から何まで使っている訳では無い。「これが便利だからSleipnirが手放せないんだよね」と言われている物も実は使ってなかったり(ex,マウスジェスチャー)していて、「これが出来ないと困る」事なんて半分も無いことに気がついた。

必要十分のカスタマイズさえ出来れば、Firefoxの方が本当にオレによるオレのためのオレ好みのWebToolにならないだろうか?…と思い立った訳なのだが…これがやはり難儀しているわけなのである。(後述)

Firefoxの魅力は、自分なりの環境を作れる拡張機能にある──とよく言われる。朝から晩まで拡張機能を探しまくって、山のように入れて楽しむ。英語版のFirefox Add-onsまで行って、レアな拡張を探して「こんなすごい拡張を見つけたぜ!」と感慨にふけるのが楽しかったりする。これが第1段階。

 ところが、だんだん自分のFirefoxの遅さに気が付く。最初はInternet ExplorerIE)よりはるかに速いと思っていたのに、いつの間にかもっさりしてしまって、「いらつくからIEで開くか」とか思っていることに気付く。これは入れすぎた拡張機能が原因の1つだ。これが第2段階。

 そして今度はどこまで拡張機能を削れるかにチャレンジする。「同じ機能なら、こっちのほうが軽いよな」「これってよく考えたら月に1回も使わないぞ」「これってGreasemonkeyで実現できるんじゃ?」「これってuserChrome.jsでいいのは?」。こんなことを考えながら、パズルに取り組む。Mac OS 7の機能拡張を、バッティングしないよう調整したころを思い出した。これが第3段階。

 この第3段階がまとまるころには、Firefoxのメジャーバージョンアップがやってくる。また第1段階からやり直しって具合だ。あの拡張が動かないぞ! という叫びは、案外マゾヒスティックな喜びなのかも。

 そんなわけで、Firefox 3を筆者も導入。またイチから環境構築である。

Firefoxの拡張機能はどう楽しいのか - ITmedia エンタープライズ