なんで、俺自身はローマ字入力で打っているんだろう…。

と記憶から自分自身の遍歴を振り返ってみた

俺にとってのキーボードとは、8bitのパソコン(NEC PC-8801)でBASICのプログラムを入力するためのものだった。当然英数字。
高校の部活で英数配列(QWERTY)のタッチタイピングは出来るようになったが、コメントや文章の出力でカナ文字を使うときは、キーボードの刻印を目で追って探して打っていたものだった。

パソコン通信を始めて日本語を入力する機会が増えてきた、その時代になると当時はFEPと呼ばれる「かな漢字変換ソフト」を使って日本語入力を行っていた。そのとき「カナ入力」ではなく、「ローマ字入力」を選んで使うようになっていた。
ローマ字入力という方法があることを知り「ヤター、もうカナ文字を目で追わなくても、英語の配列で日本語(の読み仮名)が打てるぞ!」と喜んだ記憶がある。
なぜ「かな入力」を忌避してしまったのだろうか?英語のQWERTY配列よりも、母国語であるかなの文字の配列が不可解で許せなかったのだろうか。そして「かな配列」にすると数字や記号のキーまでも占領してしまい。それらの入力のためには英数字モードに切り替える必要があったのも嫌った理由でもあった。

  • パソコンもパソコンのキーボードも、記号や英数文字を入力するためのもので、ローマ字入力ならその延長上で入力でき(ると思っ)たから。

と一言にまとめられるだろうか。

パソコントラブル出張修理・サポート日記: ローマ字打ちvsカナ打ち。
http://orbit.cocolog-nifty.com/supportdiary/2005/05/vs_7f8f.html
俺も笹本氏と同じだ。JISかな配列が合理的思えなかったし、「ローマ字入力のためには『かな』を『子音+母音』に分解する思考が中断される」という批判が今の僕には理解できない。かな入力だって濁音・半濁音は別に打たないといけないし、何よりローマ字入力するのに一々思考が中断されるなんて義務教育受けてらっしゃらない方でスカ?と煽り返したくなってくるぐらい(焦。

これも何時の時代からパソコンを使い始めたかによってくる話だ。「8ビット機のBASICのプログラミングをするため」「16ビット機でワープロ表計算をするため」「(32ビット機の)MacWindows95でインターネットをするため」などによってまた違ってくるけど、どの世代を通してもローマ字入力が多数派になるのは何故だろうか?