Macbook Airに薄パソの起源への想いをめぐらされる。

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ジョブスというかAppleは、MacBookから光学ドライブは外しても、画面とキーボードが狭くなるのは耐えられなかったらしい…。

Macbook Airは、いわゆる「薄パソ」といわれるノートPCの部類だろいう。それは

  • 画面やキーボードは大きいほうが見やすくて使いやすいよね。
  • でも薄くすて軽ければ持ち運びやすいよね。

というコンセプトで作られたといえる物で。SONY VAIO 505やSHARP Mebius MURAMASA等がそれらにあたるだろう。

その手の「薄パソ」の元祖といえるのは、DECのハイノートウルトラになるのだが…。

液晶とHDDを大容量化した新HiNote Ultra II
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960819/dec.htm
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960819/dec.gif

しかし今回のMacbook Airは、薄パソ達の中でも三菱電機がかつて出していたノートPC「ペディオン」を彷彿とさせる。
三菱、超薄型・軽量のA4サイズノートパソコン「Pedion(ペディオン)」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970909/pedion.htm
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970909/pedion.gif

「Pedionは、所有することの誇りや、他人に見せる快感などをコンセプトに商品開発を行ない、A4サイズのノートパソコンとしては、世界最薄・最軽量を実現した」としており、細部に至るまで小型・軽量化にこだわった設計となっている。本体にはFDDやCD-ROMを搭載していないが、10月上旬には、最大20倍速CD-ROM、FDD、スピーカー、各種インターフェイスなどを搭載した「拡張ユニット」の発売が予定されている。拡張ユニットの標準価格は70,000円。

しかし薄さを追求するために、キーボードは打ちやすいとは言い難いゴムシート式。バッテリーは内蔵交換不可。メモリは64MByte増設不可能。ハードディスクも当時でも少ない1GByte。お値段はなんと標準価格578,000円〜728,000円!! MacBook AirSSDモデルもお買い得に思えてくる不思議。
まさに薄きゃいいてもんじゃないだろ!!の草分けとも言っていい一台。「所有することの誇りや、他人に見せる快感」もその後登場したSONY VAIOノート505に奪われてしままい。「ひたすら最薄と最軽量を極めた」という当時の記録と鮮烈な記憶を我々に今に残すのみとなっている…。

今尚もペディオンを所有される方も同様の意見を述べておられる
今日を生きた証: MacBook AirはPedionの夢を見るか
http://keikato.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/macbook_airpedi_047a.html

SSD搭載で軽量」と聞いて、Eee PCのようなミニノートなMacを想像し期待してしまったのは私だろうか…。