「あんた、名前は?」「ジョン・カワニシ」

「……バカじゃないの」「匿名希望ってことにしといてくれ」

涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)

というわけで3年ぶりに時間凍結を解除された「涼宮ハルヒの憂鬱」の新作一話目は、三年前にタイプリープする話でした。

第一話がいきなり劇中劇映画で、さらに話の時間の流れがとびとびな放映順を流した一期に続き、今度は話の時間軸区順に再放送をするように思わせて?新作の話を話し込むというまた変な放映形態をとるとは…。

ハルヒSOS団員やクラスメートは「キョン」を「キョン」としか呼んでいないけど、「キョン」の本名を知っているからとっさに偽名というか匿名を名乗ったんだよね。いや「キョン」という字も知られたらまずいかw。

オトナ朝比奈さんや厨房ハルヒとは対照的に、長門だけは三年前からまったく成長もせず、既に高校の制服を着た「スタンバイモード」でマンソンに住んでいたとは。キョン達が長門のマンソンを訪問する件は、BTTFでドクを訪れるマーフィを思わせるなぁ。

キョンから渡された宇宙人語の短冊で3年後の自分とActive Sync(w。でもその前に高校の制服を着ていたということはハルヒが入学する学校が判っていたということだし…。そもそもオトナ朝比奈さんが何のためにタイムトラベルさせたのか…。時間は連増しているのかいないんだがタイムパラドックスで不思議な余韻を残しつつ再始動した「涼宮ハルヒの憂鬱」だった。