「モバゲータウンがすごい理由」読了

PCを使えない若者の将来が危ういのと同様に、ケータイ・コンテンツの楽しさが分からない“オジサン”も情報弱者といえるのではないだろうか。

『モバゲータウンがすごい理由』を読むべき理由〜PCとモバイルの断絶に愕然とした : アルカンタラの熱い夏

この一文に見事に釣られて、読んでみましたよ。

・・・とにかくすごい事は分かりました。
先週に日本橋丸善に飛んで買ったその日に読み終えたが、なんか釈然としないもやもやとした現状を実感した。

今、この手にパケホの携帯電話があって、モバゲーにアクセス出来たとしてもハマるかどうか難しい気がする。
「おれ何であんな本数アニメ番組とか見たり、ファミコンが遊べていたんだろう」という10代20代の頃だったら…。
その頃って丁度パソ通やってた頃になるな…。今でもパソコンやらネットやってなかったら、プレステやDSで遊んで撮りためたアニメ番組を消化しつつケータイををいじくるリーマンになっている…。
今時アニメみるようなオタがPC持ってないというのも考え辛いか…。いやそうでないか、今の若年層ほどネットやらないアニオタも居そうだ。
内容として気になったのは「端末の高機能化、パケット定額制によるケータイサイトのビジネスモデルの変遷によって巨大サイト「モバゲータウン」が誕生した。」「通信事業者にしろサイト運営者にしろ、PCなどのWebとみくらべて「ケータイ」を見下している向きのある所はケータイ向けでは成功していない。」「ケータイユーザー中心、いやケータイオンリーにしたことによってmixiをも上回る勢いで会員数を増やした」
ケータイからの接続だけに絞ることによって、「見た目も機能も操作感覚もかけ離れたケータイとPCとのユーザーの間での軋轢が無くなる」「ケータイ端末の固有のIDによって認証が出来る。」(一度退会しても、おなじ電話番号だか端末だと特定出来る)等もあるとか。
文中ではイー・モバイルWILLCOMW-ZERO3も出てきたけど、「帯域が増えて端末の機能や性能がPCに近づいてフルブラウザやらスマートフォンとかが出てきても、ケータイとPC向けのコンテンツが一本化することは無いだろう」という事も書いていた。

この秋からのauDoComoもPCからの接続時のパケット定額制。総務省の進めるSIMロックの解除やMVNO、端末販売奨励金の廃止。そしてApple iPhoneの上陸・・・。さらにすすむ状況の変化で今後もモバゲーの躍進が続くか?新たなビックビジネスが生まれるか…。ケータイから入った層がこのままどう動くのか?思いは巡る…。でもおれ個人の関心はWILLCOM他からでるスマートフォンスマートフォン並みの携帯性にまで近づくと言われるウルトラモバイルPCだったり。HSUPAやWiMAX、あと次世代PHSなどの高速モバイル通信だったり。WILLCOMイー・モバイルの端末からもモバゲーにアクセス出来る日がくるのか否かだったり…。