NHKスペシャル 日本の群像 再起への20年 最終回「トップを奪い返せ」

http://www.nhk.or.jp/special/topics/top2_0503a.html

に出てきた。かつて東芝の技術者だった東北大の教授が、新たな半導体技術を開発中という話が出てた。

こ、これが3次元半導体回路「SGT」か!

舛岡富士夫教授「日本発の三次元半導体で歴史を創る」/Tech総研
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03500.jsp?p=lwk023&__r=1

三次元半導体「SGT」をご存知じだろうか。これまで平面だったチップを円柱形にして、占有面積を数分の1にするという画期的な次世代半導体だ。実現すれば低消費電力で低コスト、何より10倍以上の高速・高集積化が可能となる。目標値は50GHzのクロック周波数。「ムーアの法則」を覆し、産業と社会を大きく変えることは間違いない。
 この研究に取り組むのが、SGTの提案者でもあるフラッシュメモリの開発者・舛岡富士雄氏だ。その舛岡氏が外資系企業と提携して、SGTのためのベンチャー企業を立ち上げるという。日本発の世界標準MPUが生まれるかもしれない。

番組では日本の企業から投資が受けられなくて、アラブ系資本から投資を受ける話をやっていた。
ただし教授が投資をうける際の条件として、「日本で工場を作って開発を行う」と言っていた。

最近のIT系ニュースを見ていても、もうCPUもメモリのクロックも集積度も上がらないと言われていていたのに、まだこんなブレイクスールが行われる余地が残っていたとは。
正直日本とかどこの国が開発するとか関係なしにワクワクしてきたぞ。

かつてはシリコンでメモリー論理回路を作る事自体がSFか何かの夢物語のように考えられていた時代があったのを思えば、10年か20年後のCPUはSGTが主流になっていてもおかしくないかな…。