石原「帰化人」発言と福島党首の反論と批判について、まとまらない。

東京新聞:『与党は帰化した子孫多い』 石原知事 :政治(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010041890070655.html

福島党首、石原知事の発言「人種差別」と批判 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100419-OYT1T01231.htm

社民党党首の福島消費者相は19日、国会内で記者会見し、石原慎太郎東京都知事が与党党首には帰化した人が多いと発言したことについて、「私のことを言っているのだと考えた。私も私の両親も帰化した者ではない。しかし、帰化した人は日本人であり、帰化した者ではない日本人と同等の権利・義務がある。石原氏のように、そのことを問題とすること自体、人種差別ではないか」と批判した。

 石原氏は17日、都内で開かれた会合で、「与党には親などが帰化した党首、幹部は多い。先祖への義理立てか知らないが、日本の運命を左右する法律を作ろうとしている」と発言した。

最初は石原発言の何がいけなかったのか何が悪いのか解らなかった。
よくよく読んでも「またバカな事いっているなぁ」ぐらいで何で怒っている人がいるのか解らなかった
さらにニュースサイトの見出しから「え、‘まだ’帰化してなかったんだ」と読んでしまったし。

福島・社民党首が石原都知事の発言の撤回求める 「帰化しておらず、政治信条を歪められた」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100419/stt1004191155004-n1.htm

Togetter - まとめ「民主党内の帰化人が多い、との石原東京知事を受けて・・・。信頼できる情報なのか?」
http://togetter.com/li/15256

Togetter - まとめ「石原慎太郎vs福島瑞穂の記事に対するツイートの調査への反応(1)中途」
http://togetter.com/li/15413

一地方知事の妄言暴言 、とだけではすまない。根が深い問題を浮き彫りにさせているきがするんだよなぁ


Togetter - まとめ「民主党内の帰化人が多い、との石原東京知事を受けて・・・。信頼できる情報なのか?」
http://togetter.com/li/15256

レイシストレイシズムを産むのか?レイシズムレイシストを産むのか?
石原慎太郎って、30年近く前にも似たようなことやらかしているんだよね。
黒シール事件 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6

黒シール事件(くろしーるじけん)とは、第37回衆議院議員総選挙の選挙活動期間中に、立候補者新井将敬のポスターに対して石原慎太郎の公設秘書がシールを貼付した公職選挙法違反事件である。

差別への批判が、さらに差別になる!?

原発言についての福島発言について - 催涙レシピ
http://d.hatena.ne.jp/toled/20100419/p1

私はマケイン上院議員の発言ではなく、(共和)党員が言っていることにも当惑している。そしてそれは容認されている。
たとえば、オバマ氏はイスラム教徒ですよね、といったようなことだ。
正しい答えは、彼はイスラム教徒ではないということだ。彼はキリスト教徒だ。彼はずっとそうだった。

だが、本当に義にかなった答えは、What if he is(もしそうだったらなんだって言うんだ)?である。

何かまずいことでもあるのか? この国においてイスラム教徒であるということに。答えはノーだ。そんなものはアメリカではない。
http://d.hatena.ne.jp/video/youtube/T_NMZv6Vfh8

福島党首の反論はパウエルほどの切れというか切り返しじゃなかったけど、自分に対していったとされる「事実誤認」と帰化人の人たちへの「人種差別」の両方について批判しているんだよね。前者だけ問題にしていたらまた差別として揚げ足とられかねなかったよ。

かめ?:「難民」が差別語だという差別意識 - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/gegenga/archives/51048962.html

好きとか嫌いとか喜怒哀楽のように「差別意識」も人間の心から完全にはなくせない感情だと思う
親が自分の子供に愛情を注ぐのも、他人と「差別」しているとも言えるよね。

差別する側は差別する意識も自覚もなく行い、差別に批判する側は「区別」や「差別意識」まで批判する。

レイシストを自認する人はいない - 非国民通信
http://blog.goo.ne.jp/rebellion_2006/e/004e939de411f89c16e369e12da118b6

有名な言葉で「俺は差別と黒人が嫌いだ」というのがある。
無自覚な人種差別を揶揄したブラックジョークとしてよく言われているけど、この言葉に、新たな意味を見いだした若者を見つける事が出来た。

・「私は差別と黒人が嫌いだ」
ときどき、
「私は差別と黒人が嫌いだ」
という言葉を見かけます。

さてこの言葉ですが、これは、
「私は黒人が嫌いだ、しかし、だからといって人種差別をするのも嫌いだ」
という意味だと考えられます。

私たち日本人は「黒人」とか「人種差別」という事が身近になかなかありません。
しかしよく考えてみてください。
現在日本が抱える問題、

そう、
「いじめ問題」。
それにこの言葉が当てはまります。

つまり、
「私は○○君が嫌いだ、しかし、だからといって彼をいじめる事も嫌いだ」
という事です。

おそらくアメリカなどがイメージされるこの言葉は、
現在の日本にも通用する立派な言葉だったのです。

http://sinki.tuzikaze.com/diary/0703.html#13

社会にある人種などの差別問題を考える前に、自らの心に中にもある差別意識から見つめ直さないと、無自覚な差別主義者は後を絶つことはないだろうか。

嫌いで結構。ただ嫌いだからって、不当な差別していい訳じゃないよね。