本当に簡単なケータイとは?

今日の一言[AIR-internet-EDGE]シニア向けケータイ考
http://blog.phs-mobile.com/index.php?itemid=105609
を読んでから、ずーと考えあぐねているんだけど、
同様な事を「闘わないマ」のLepton氏もぼやいていたな…。

、「状態」というのを理解して、それに応じた操作ができない人もいるので、「状態」を出来る限り作らないようなユーザーインターフェースが必要なのでは、と言いたいわけです。
そういう意味では、今回機種交換した電話機は……シンプルモードなのに、不要とも思える状態がありまくりです。単に「文字を大きくしとけば高齢者向けでいいだろう」くらいにしか思ってないのかも知れません。着信があって、その電話を受けないと「着信あり」の表示が出るのは今どきの電話では普通でしょうが、この電話機のシンプルモードは「着信あり」の状態になると、十字キーの中央のボタンを押して着信履歴を一旦表示させないことには、他の操作をすることができません。
こんな「状態」は不要なんじゃないかな、と。「着信あり」のアイコンくらいは表示されてもいいでしょうが、そこで着信履歴を見たい人は見ればいいし、「着信履歴」なるものを理解できない人は無視できるようにすればいいわけで、無駄に状態を作ってややこしくしているのは「大きなお世話」だと思います。

シンプル

たしか60歳を境に「ツーカS」と「らくらくホン」を選ぶユーザーが分かれている。ってどっかのページで読んだんだけど。

  • 簡単に電話をかけたい。

なら「ツーカS」「簡単ケータイS」が最適な機種になるんだけど、

  • 簡単に電話帳から電話をかけたい。
  • 簡単にメールを読みたい・書きたい。
  • 簡単にカメラを使いたい。
  • 簡単にインターネットが見たい。

という使い方になるとやっぱり「簡単ケータイ」では足らなくなってしまう。いまや「離れた相手と話しをする」ための道具でなくなって携帯電話の中で、「ツーカS」「簡単ケータイS」のような機種は、むしろ逆に贅沢に思えてしまう。

MMへ行こう: ■本当のドコモの使いやすさ!!
http://nihonsouken-blog.tea-nifty.com/mmblog/2007/03/post_2d55.html
ふと思う--ちょっと考える: 「ツーカーS」はシンプルすぎか?
http://postcard.blog.ocn.ne.jp/omoukanngaeru/2004/12/s.html
ITmediaモバイル:85歳と78歳のツーカーSレビュー (1/3)
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0412/03/news092.html
ケータイ・イズ・ノット・イナフ Act.13「アイ,シニア?」
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/notenough/25748.html
電話機の歴史を見てくると「なぜ今時のケータイはこんなふうになったんだろう?」「利用者は何を求め、そして事業者は何を与えてきたのだろうか?」という思索が止まらなくなるのは俺だけだろうか…。



電話線から解き放たれ、持ち歩けるようになることでなんで電話機はここまで大きな変化を遂げてしまったのか?
この点に付いてもLepton氏が述べている。

さて、携帯電話がすごい進化をしているのに比べて、家に置く固定電話(って言うんですか?)の電話機、これが大して進化していません。家で使っている電話機が古くなってきたので、そろそろ新しいやつに交換しようかなあ、と思い調べてみたのですが、機能的に今使っているやつとそう変わっていないのです。
今どきの電話機なんだから、「LANインターフェースかなんか持っていて、LAN経由で電話機を制御できたり、電話帳のメンテナンスができたり、着信履歴を取得できたり、なんて機能があったりするよね」などと思っていたのですが、私の調べた限りではそんな機能を持っている電話機はありませんでした(もしかして、私の探し方が悪かっただけ?)。

でんわにでんわ

…流石にそれはマニアック過ぎ。WindowsMobileなスマートフォンでもそんな技できるのかな?
でもやっぱり「今時のコードレス電話機(の子機)」と「今時の普通のケータイ」を比べると機能に格段の違いがあるのはなぜだろうか?携帯電話は「個人」だけど、固定電話はおいてある「家」にひもづく物だからかな…Lモードの失敗もその要因から来たのかな。