消費税総額表示のワナ

職場で飲むコーヒーは、缶ではなくペットボトルのものを冷蔵庫に入れてちびちびと紙コップで飲んでいる俺。
近所のディスカウントストアで、\199(税込み)の1.5L入りのものを2本買った。
\399になった。
…あれ?199*2=398じゃないの?なんで\1多く取られたの?
レシートをよく見ると、どうやらこういう事らしい。

単価 個数 税抜総額 税(5%) 税込み総額
\190 1 \190 \9 \199
\190 2 \380 \19 \399

\1多く取られたというより、1個とか奇数個買ったときの1円未満の消費税をおまけして貰っていたと事なのか…。

総額表示への対応方法としては、大きく 従来同様、税別価格合計に、支払い時に5%を加算。 完全に内税へ移行。 の二つに分かれ、売り場での個々の商品価格の表示方法は
  1. 端数分を切り上げて表示し、レジにて加算分を値引く(10円の商品は"11円"と表示、レジにて10円に値引き)。 ※従来どおりの税別価格合計に、支払い時に5%を加算し、1円未満の端数は切り捨てる方式。税別(本体)価格が併記してあることもある。
  2. 端数分を切り捨てて表示し、差分は店舗側が負担する(10円の商品は"10円"と表示、それを2個以上買った場合でも1個あたり10円)。 ※内税へ移行する際に行われた。
  3. 端数分は四捨五入、差分はほぼ相殺される(10円の商品は10.50円→"11円"と表示、87円の商品は91.35円→"91円"と表示)。 ※内税へ移行する際に行われた。
  4. 端数分を切り捨てて表示し、レジにて差分を加算する(10円の商品は"10円"と表示、それを2個買った場合は1円を加算)。
  5. 端数を小数点以下2桁で表示、差分は小数点以下なので切り捨て(10円の商品は"10.50円"と表示、87円の商品は"91.35円"と表示)。
というパターンに分化された。 実際には、上記(1)-(3)が多く行われているが、パソコンや家電製品などの販売店では、総額表示移行後も税別価格(本体価格)を大きく表示するケースが多い。 国が端数の処理方法を決めなかったため、このように各店舗で端数の処理が統一されず、消費者の混乱を招く結果となっている。

俺が行った店は上記でいうと(4)のようだ…って、かなりのレアケースの店!?
というわけで\199(本体価格\190)のボトルコーヒーは一本ずつ買っていたりする。面倒だけど。